SDライブラリは、86DuinoのMicroSD / SDスロットに挿入されたSDカードの読み書きを可能にします。このライブラリは、標準のSDカードとSDHCカードのFAT16およびFAT32ファイルシステムをサポートします。SDライブラリ関数に渡されるファイル名には、スラッシュ/で区切られたパスを含めることができます。例:“directory/filename.txt“。作業ディレクトリは常にSDカードのルートであるため、先頭にスラッシュがあるかどうかに関係なく、名前は同じファイルを参照します(例:“/file.txt”は“file.txt”と同じです)。このライブラリは複数のファイルを開くことをサポートしています。
SDカードを使用する前に、FAT16またはFAT32ファイルシステムにフォーマットしてください。SDカードの使用に関する注意事項については、こちらのページもご覧ください。
SD クラス
SD クラスは、SD カードにアクセスし、そのファイルとディレクトリを操作するための機能を提供します。
File クラス
File クラスを使用すると、SD カード上の個々のファイルの読み取りと書き込みが可能になります。
- available()
- close()
- flush()
- peek()
- position()
- print()
- println()
- seek()
- size()
- read()
- write()
- isDirectory()
- openNextFile()
- rewindDirectory()
事例
以下は、86Duino ボードで使用できる Arduino チュートリアル の SD ライブラリの例です (86Duino では、これらの例に示されている Arduino の Ethernet シールドと SD カード シールドは必要ありません)。
- Datalogger: SD ライブラリを使用して、3 つのアナログ センサーからのデータを SD カードに記録します。
- DumpFile: SD ライブラリを使用して SD カードからファイルを読み取り、シリアル ポート経由で送信します。
- Files: SD カード上のファイルを作成および破棄します。
- ReadWrite: SD カード上のファイルからデータを読み書きします。
ヒント
86Duino の BIOS では、SD カードは標準のハードディスクドライブとして扱われ、特に C: ドライブに対応しています。そのため、SD ライブラリの代わりに、C 言語の ファイル入出力関数、例えば fopen() や fread() を使用して、正しい DOS パス、例えば “C:/datalog.txt“ で SD カード内のファイルにアクセスすることができます。
ライブラリリファレンスホーム
86Duinoリファレンスのテキストは、Arduinoリファレンスを改変したもので、Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0ライセンスに基づいてライセンスされています。リファレンス内のコードサンプルはパブリックドメインとして公開されています。



