86Duino環境は、一般的なプログラミング・プラットフォームと同様に、ライブラリを使用して拡張することができます。ライブラリは、ハードウェアの操作やデータの操作など、スケッチ(Arduinoではプログラムのことをスケッチと言います)で使用するための追加機能を提供します。IDEには多くのライブラリがインストールされており、86DuinoはArduino標準ライブラリのほとんどをサポートするだけでなく、86Duino固有のハードウェア機能を利用するための専用ライブラリも提供しています。
独自のライブラリをダウンロードまたは作成することもできます。ライブラリのインストールの詳細については、こちらの手順をご覧ください。独自のライブラリの作成に関するチュートリアルもあります。さらに、Arduino の API スタイル ガイドを参照して、ライブラリに適した Arduino スタイルの API を作成するためのガイドラインを確認することもできます。
スケッチでライブラリを使用するには、次のようにライブラリを選択します。 スケッチ > ライブラリをインクルード.
ライブラリ レファレンス
Arduino標準ライブラリ サポート
- EEPROM – EEPROMへの読み込みと書き込み
- Ethernet – オンボードLANコネクタを使用してインターネットに接続
- Firmata – 標準シリアルプロトコルを使用してのコンピュータ上のアプリケーションとの通信
- LiquidCrystal – LCD( liquid crystal displays)の制御
- SD – SDカードへの読み込みと書き込み
- Servo – サーボモータの制御
- SPI – シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)バスを使用してデバイスと通信
- SoftwareSerial – デジタルピンでのソフトウェア実装シリアル通信
- Stepper – ステッピングモータの制御
- Wire – ネットワークを介して、 デバイスやセンサのデータを送受信するための2線式インターフェース(TWI / I2C)
86Duino のみのライブラリ
- Motion86 – 86Duinoを多軸モーションコントローラとして設計
- Modbus – 各種Modbus ASCII/RTU/TCPデバイスとの通信
- CANBus - コントローラ・エリア・ネットワーク(CANバス)を使用するデバイスとの通信
- FirmataPlus86 – 86DuinoとScratchの接続
- Servo86 - ロボットモーション制御のための拡張サーボモータライブラリ
- AIServo86 – ロボットモーション制御ためのシリアル・サーボモータ・ライブラリ
EtherCAT ライブラリ
- EtherCAT - QECをEtherCATシステム化
サポートされている(非標準の)Arduinoライブラリ
- Audio - Arduino Due オーディオ・ライブラリのAPIを使って、オンボードHDオーディオ・インターフェースにアクセス
- TimerOne - Arduino TimerOneライブラリーのAPIを使用して、86Duinoの32ビット・ハードウェア・タイマーにアクセス
- MsTimer2 - Arduino MsTimer2ライブラリのAPIを使用して、86Duinoの2つ目のハードウェア・タイマーにアクセスする
- Time86 - Arduino TimeライブラリのAPIを使ってのオンボードRTCタイマーの読み込み
- SCoop – SCoopは強力なマルチスレッド プログラムや簡単なマルチタスク ソリューションを作成する軽量でシンプルな環境にアクセスするための、Arduino 用 Simple Cooperative Scheduler の API を提供します。
86Duino と互換性のある他の Arduino サードパーティ ライブラリの リストも参照してください。
C/C++ 標準ライブラリの使用
86Duino IDEはコンパイラとして DJGPP 採用しているため、スケッチで完全なC/C++標準ライブラリを使用することができます。使用可能な機能リストの詳細は DJGPP C Library Reference をご参照ください。
もしドキュメントに関する提案や修正がありましたら、次のアドレスにご連絡ください。 info@86duino.com.
86Duino のリファレンスのテキストは Arduino レファレンス を編集したもので、 Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License下でライセンスされています。リファレンス内のコードサンプルはパブリックドメインとして公開されています。